【連載】アートのある暮らし vol.1 小学校がモチーフになった家。

PLART編集部 2016.11.15
SERIES

11月15日号

 

連載 アートのある暮らしとは?
日本のアートには3つの壁があります。
「心の壁」アートって、なんだか難しい。価値がわからない。
「家の壁」飾れる壁がない。どうやって飾るかわからない。
「財布の壁」アートは高くて買えない。買えるアートがわからない。

そんな3つの壁を感じることなく、アートのある暮らしを素敵に送ってらっしゃるお家を取材します!

記念すべき第1弾「アートのある暮らし」の取材にオジャマさせて頂いたTさん宅は分譲マンションの最上階にあり、周りに高い建物もないので、かなり視界がひらけている。

家を入ってまず目に飛び込んでくる「白線」
どこかで見たことのある懐かしい感じがする。
それもそのはず、コンセプトは「昔の小学校のような家」
リノベーションする際、インテリアショップでアメリカの古材を見て「この雰囲気を出したい」とコンセプトを決めたそう。「小学校」のワードが散りばめられた統一感がある空間になっている。

Tさんご夫妻・娘さん・息子さん・うさぎ1羽の家族構成。

この空間のテーマは「講堂」

こちらの空間テーマは「講堂」

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子ども部屋は「教室」

Tさんと奥さまのワークスペースは「工作室」

蚤の市がお好きで東京蚤の市や松本のクラフト市などを見て回っているそう。

「アートを買う目的で出かけてる訳でなく、インテリアショップなどで見かけた自分たちが気にいったものを飾っている」とおっしゃるTさんの家には様々な作品がリラックスした様子で至る所に点在している。

Tさんご夫妻の雰囲気そのもので居心地の良さが感じることができる。

1-① アンディウォーホールのマスタープリンターとして活躍したルパートスミスの作品。

アンディウォーホールのマスタープリンター(刷り師)として
活躍したルパートスミスの作品。

ルパートスミスの作品はウォーホルが生前に製作し世に送り出す前に亡くなってしまったので、ルパート・スミスが自分名義で世に出したと言われる。そうなると実際はウォーホルの作品になるということで、知る人ぞ知る、幻のウォーホル作品と呼ばれてるそう。

個人的にとても興味があったのはmini museumと名付けられたこちら!

mini museum

本物のタイタニック号の石炭・恐竜の皮膚・月の木・火星のかけらなどが樹脂の中に閉じ込められた「持ち運べる博物館」

ロマンがありすぎて、大興奮。


その他にも、センスの良い小物がいたる所に置かれ好奇心のある人なら誰もがワクワクする。

「昔の小学校」のテーマ空間に同調するアンティークとアートの関係が絶妙なバランス。
素敵な空間に、素敵な作品の飾り方。インテリアのお手本にしたいところが盛りたくさんです。
「好きなものと、自分らしく暮らす。」ってこういう事なんだと、しみじみ感じました。
「アートを買うぞ!」と肩に力を入れるのではなく、「これを部屋に飾ると楽しそう!」とイメージをすること。

「アートと暮らすこと」のお手本がここにある。

Tさん、奥さま、
本当にありがとうございました!

kakite &kikite : kakiuchi naomi / photo by miyake shiro


SPECIAL THANKS

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取材協力:株式会社リビタ

Tさん宅の中古購入とリノベーションをサポートしたのはリノベーション会社のリビタさん。
マンションや戸建てのリノベーションから、シェアハウスやホテル、イベントや講座の運営まで手掛け、暮らしとコミュニティを創造しています。


次回の「アートのある暮らし」ギャラリー運営をされている小野寺さんにご協力頂きました。

ぜひ、ご覧ください!




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